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望楼NOGUCHI函館|全室プライベート温泉と百万ドルの夜景を独占する宿

2026-05-08·11 分で読める
望楼NOGUCHI函館|全室プライベート温泉と百万ドルの夜景を独占する宿

# 望楼NOGUCHI函館|全室プライベート温泉と百万ドルの夜景を独占する宿

函館に何度も通ううちに気づいたことがあります。この街の本当の贅沢は、混雑する観光スポットではなく、「誰にも邪魔されない静けさの中で味わう絶景」にあるということ。望楼NOGUCHI函館は、まさにその贅沢を体現する宿です。

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## なぜ函館山の夜景は展望台よりも客室温泉から見るべきなのか

函館山ロープウェイの展望台は、ハイシーズンには山頂で30分以上の順番待ちが発生します。やっとたどり着いた展望台は人でぎっしり。三脚を立てるスペースすら確保が難しく、冬は体感マイナス10度以下の強風に晒されます。正直に言えば、「感動」よりも「早く降りたい」が先に来ることも少なくありません。一方、望楼NOGUCHI函館の客室温泉からは、湯に浸かりながら同じ夜景を独占できます。しかも日没直後の「マジックアワー」から深夜の静寂な光まで、時間制限なく何度でも。裸のまま、湯気越しに見る函館の灯りは、展望台の写真とはまったく別の記憶になります。宿泊料金は1泊2食付きで1人約35,000円〜ですが、ロープウェイ往復(1,800円)+タクシー代+寒さのストレスを考えると、十分に価値ある選択です。

> **地元の豆知識:** 函館山の夜景が最も美しいのは、実は冬の空気が澄んだ12〜2月。ただし展望台は極寒&強風で長居できません。客室温泉なら、この「ベストシーズンの夜景」を暖かい湯の中からゆっくり堪能できます。

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## 地元民が教える部屋タイプ別の眺望と本当におすすめの階層・方角

望楼NOGUCHI函館は全室スイート仕様で、大きく分けて「函館山・ベイエリア側」と「市街地・漁港側」の2方角があります。夜景目当てなら、迷わず函館山・ベイエリア側を指名予約してください。特におすすめは8〜10階の高層フロア。低層階だと手前の建物が視界に入りやすく、函館山の稜線から海岸線にかけてのくびれた地形——あの有名な扇形の光——が部分的に遮られます。高層階なら遮るものがほぼなくなり、客室の展望風呂からでも「あのシルエット」がしっかり見えます。部屋タイプは「展望風呂付きスイート(約55㎡)」が標準で、さらに広い「プレミアスイート(約80㎡)」はリビングからも夜景を一望できるため、カップルや記念日には後者が圧倒的におすすめです。予約時には電話で「函館山側の高層階希望」と一言伝えるだけで、空きがあれば優先配慮してもらえます。

> **裏技:** 公式サイトからの直接予約だと、部屋の方角・階層のリクエストが通りやすい傾向があります。大手予約サイト経由だと「備考欄に書いたけど反映されなかった」という声も。数千円の差なら、公式予約を強くおすすめします。

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## 夕食だけじゃない|湯上がりラウンジと深夜の無料夜食が宿の真骨頂

望楼NOGUCHI函館の夕食は、函館近海の魚介を中心にした和食会席で、もちろん素晴らしい。しかし、地元目線で「この宿の本当のすごさ」を挙げるなら、食事の"外側"にあるサービスです。まず湯上がりラウンジ。ここでは15時〜22時の間、ビール・日本酒・ソフトドリンクがフリーフローで提供されます。函館の地酒「男山」や道南の地ビールが追加料金なしで飲めるのは、酒好きにはたまりません。さらに驚くのが、22時以降に提供される無料の「夜鳴きそば」。あっさりした醤油ベースのラーメンで、温泉上がりの体に沁みる味です。函館はラーメンの街でもありますが、深夜に外に出なくてもこの一杯が味わえる。パジャマ姿のまま、ラウンジで夜食を食べている時間こそ、この宿の"真骨頂"だと断言します。

> **地元の豆知識:** 函館の塩ラーメンは有名ですが、望楼の夜鳴きそばはあえて「醤油味」。これは野口観光グループ全体の伝統で、各宿で微妙にレシピが違います。食べ比べ目的でグループ内の宿を巡るリピーターもいるほどです。

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## 函館朝市の観光客価格を避けて宿周辺で地元民が通う朝の過ごし方

函館朝市は確かに活気があって楽しい。でも正直に言います——あそこは「観光客価格」です。海鮮丼が3,500〜5,000円するのは函館の地元民にとっては割高。同じ品質のものを、もっと静かに、もっと安く食べられる場所があります。宿から徒歩約10分の「朝市食堂 馬子とやすべ」では、焼き魚定食が1,000円前後で食べられますし、地元の常連客ばかりで落ち着いた雰囲気です。また、宿の朝食ビュッフェ自体が非常に充実しているので、あえて外に出ず宿で食べるのも賢い選択。いくら・甘エビの載せ放題ミニ海鮮丼コーナーがあり、朝市で3,000円以上する内容を宿泊料金内で楽しめます。朝食後は、宿周辺の十字街エリアを散歩するのがおすすめ。早朝の金森赤レンガ倉庫群は観光客がほぼおらず、写真撮影にも最高の時間帯です。

> **裏技:** 朝市に行くなら「開場直後の5〜6時台」が鍵。7時半を過ぎるとツアーバスが到着し、一気に混雑します。早起きできるなら、先に朝市を覗いてから宿に戻って朝食ビュッフェ、という"二毛作"が最強の朝プランです。

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## チェックアウト後に歩いて回れる西部地区のディープな函館散策ルート

チェックアウト(11時)後、荷物をフロントに預けたら、西部地区を2〜3時間かけて歩いてみてください。八幡坂や基坂はガイドブックの定番ですが、地元民がすすめるのはもう少しマニアックなルートです。まず宿から徒歩5分の「旧イギリス領事館」(入館料300円)。ここは建物よりも併設カフェのバラ園が穴場で、晴れた日は港を見下ろしながら紅茶(600円)を飲めます。そこから坂を上り、「チャチャ登り」を経由して「函館ハリストス正教会」へ。さらに足を延ばして、観光客がほとんど来ない「船見町」エリアまで歩くと、崩れかけた石垣と古い洋館が点在する、映画のセットのような路地に迷い込めます。最後は「大三坂」を下って「茶房 菊泉」(甘味セット700円〜)で休憩。築100年超の古民家で食べるくずきりは、函館散策の最高の締めくくりです。

> **地元の豆知識:** 函館西部地区の坂道は19本ありますが、実は名前のない「裏坂」が何本もあります。Google Mapにも載っていない細い石段を見つけたら、ぜひ登ってみてください。観光客ゼロの、自分だけの函館が見つかります。

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*望楼NOGUCHI函館は、「泊まること自体が函館観光になる」稀有な宿です。夜景も温泉も食事も、すべてを急がず、静かに味わう。それが、この街の本当の楽しみ方だと思っています。*