東北の稲作地帯の秋——旅行誌に載らない黄金の原風景
毎年10月になると、私のインスタのフィードは判で押したように同じ写真で埋まる。京都の寺院、日光のあの並木道、紅葉を前景にした富士山。もちろんどれも美しい。でも日本に8年住んで分かったのは、本当に息を呑むような秋の風景は、みんながカメラを向け…
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毎年10月になると、私のインスタのフィードは判で押したように同じ写真で埋まる。京都の寺院、日光のあの並木道、紅葉を前景にした富士山。もちろんどれも美しい。でも日本に8年住んで分かったのは、本当に息を呑むような秋の風景は、みんながカメラを向け…
京都の紅葉は美しい。それは否定しない。でも「京都紅葉完全ガイド」みたいな記事で、観光客で埋め尽くされた清水寺の写真ばかり見ていると、正直うんざりする。京都の有名寺院は確かに素晴らしいけれど、45分も列に並んで、結局みんなと同じ構図の写真を撮…
正直に言おう。日本の紅葉といえば、多くの人が11月下旬の京都・東福寺で人混みに揉まれる光景を思い浮かべるだろう。でも、地元民が知っている事実はこうだ——京都の紅葉が見頃を迎える頃、北海道はすでに紅葉シーズンを終えて、冬支度に入っているのだ。
正直に言うと、「絶対に魔法のような体験」とか書かれてるからって、紅葉シーズンのピークに清水寺に行こうとしてるなら、覚悟したほうがいい。3時間は人混みの中で肩を寄せ合い、セルフィー棒の森越しに有名な紅葉をチラ見する羽儀になる。もちろん紅葉は美…
正直に言おう。紅葉シーズンの日光は圧倒的に美しいが、タイミングを間違えると地獄を見る。毎年同じ光景が繰り返される——「紅葉ピーク予想」の週末に観光客が殺到し、3時間の渋滞に巻き込まれ、いろは坂で人混みに揉まれ、SNSで「日本は混みすぎ」と嘆…
正直に言おう。紅葉シーズンになると、みんな京都の清水寺に押し寄せたり、河口湖の紅葉トンネルで何時間も並んだりする。でも、あなたが嵐山で観光客とひしめき合っている間、四国の山々は燃えるような紅葉に染まっていて、しかもほぼ貸切状態なのだ。
正直な話、京都の紅葉を最初に見たときは感動した。嵐山で日の出を待って、インスタで見たのと寸分違わぬ寺で1時間並んで、800円の抹茶ソフトを食べた(後悔の味がした)。美しかったのは間違いない。でも疲れたし、人が多すぎたし、なんというか……演出…
毎年8月、日本中が京都や沖縄に押し寄せる一方で、東北に住む者たちは「本当にいいもの」がどこにあるか知っている。秋田で毎夏開かれる竿燈まつりは、伝統の重みと圧倒的な迫力を兼ね備えた祭りだ。しかもこの時期、近隣では日本三大花火の一つ「大曲の花火…
正直に言おう。梅雨は本当に辛い。6月上旬から7月中旬にかけての約6週間、日本の大部分は湿気とカビと、洗濯物が乾かない悪夢のような状態になる。布団は湿っぽく、服は変な臭いがして、浴室に突然現れるムカデのことなんて考えたくもない。
正直に言うと、日本に住み始めた外国人の多くは梅雨シーズンをあまり歓迎しない。湿度はサウナ並み、部屋干しの洗濯物は3日経っても乾かず、毎朝天気予報アプリとにらめっこ。でも、6月上旬から7月中旬の梅雨には、ひとつだけ大きな救いがある。それが紫陽…
毎年8月15日、諏訪湖の湖畔は制御されたカオスと呼ぶしかない光景に変貌する。諏訪湖花火大会は約4万発の花火を打ち上げる、隅田川花火大会に次ぐ日本第2位の規模を誇る花火大会だ。ただし隅田川のように人混みで身動きが取れなくなることはない。諏訪湖…
毎年夏、観光客が隅田川花火大会に殺到し、50万人の人混みの中で2万発の花火を見ようと奮闘している頃、新潟県では外国人観光客がほとんど知らない特別なことが起きている。長岡まつり大花火大会では3日間で2万発以上の花火が打ち上げられ、地元の人々は…
日本の花火を見て「すごい」と思ったことがある人に言いたい。大曲を見るまでは、まだ本当の花火を知らない。観光客が東京の隅田川や横浜の花火大会に集まる一方で、花火師や本物の花火ファンが毎年巡礼するように訪れる場所がある。それが秋田の内陸部、外国…
毎年8月になると、観光客は淀川花火や天神祭に殺到するが、南大阪の地元民が本当に注目しているのは「PL花火芸術」だ。関西に長く住んでいれば、友人に連れて行かれたことがあるか、職場で毎年この時期になると見物スポット談義が始まるのを聞いたことがあ…
正直に言います。梅雨、glamorousじゃないです。6月上旬から7月中旬まで続く、洗濯物が乾かない、髪がうねる、コンビニで除湿剤を買い込む、あの季節。でも京都に住んでいると、梅雨が一年で一番好きな時期になってくるんです。地元民が「耐える」…